新技術「ワン・パス・センシング」を開発

  1.世界で初めて、立体形状物までも完全自動化
    従来、実用化されていた自動検査はガラス、フイルム、紙、鋼板などいろいろなものがありますが、その形状は全て平面(2次元)でした。感光ドラムや鋼管など円筒形状のものも展開して平面として検査を行っていたのです。立体形状の検査はこれまでにも試みられてきましたが、従来のCCD方式で立体形状を検査する場合、検査対象を平面の集合として捉えるために40〜50台のカメラを並べるしかありませんでした。しかも従来のシステムでは被写界深度が非常に浅いため、実用化されている例はほとんどありません。
テクノスは独自の超高精度(目視の116.5倍)検出原理(この技術に関してアメリカ、台湾、中国で特許登録済み、ドイツ、フランス、イギリス、スイス、オーストリア、韓国、日本でも特許化が予想されている技術)を駆使して、世界で初めて立体(3次元)の検査を行えるシステムを実用化する技術を開発しました。このシステムは従来のCCD方式と比べてカメラを遠方に設置できるため、被写界深度が圧倒的に深くなり、立体形状物である自動車の外観までを完全自動で検査できるようになります。
新技術「ワン・パス・センシング」はたった1台のカメラで3次元である立体形状物の自動検査を行えるシステムです。

  2.凹凸と色ムラのワン・パス検査を実現
    一般的に、目視検査では検査対象物に対して照明を低角度から照射すれば凹凸系の欠陥が見え易く、高角度から照射すると色系の欠点が見易くなります。
テクノスの新技術「ワン・パス・センシング」は、異なる照射角度で設置した複数の照明を人間の目の100倍の速度(毎秒2000回)で電子的に走査させることで、凹凸と色ムラを同時に検査することを可能にしました。
微細な凹凸を捉えるとともに対象欠陥が凹なのか、凸なのかを検知することも可能です。また低コントラストな色ムラ欠陥も同時に検出することができます。勿論キズ、異物、汚れ、シミなどの欠陥も目視検査と同様に、しかも目視の能力を遥かに超えて自動検査が可能です。



ワン・パス・センシングの原理

    照射角度の異なる複数の照明を超高速(毎秒2000回)で切替えて点灯させ、世界一の精度(目視の116.5倍)を持つテクノスの超高精度カメラ1台で撮像します。
例えば、照明Aが点灯する1/2000秒間でカメラが1走査します。次の1/2000秒間で照明Bが点灯し、カメラが次の1走査をします。
この照明切替えとカメラ走査をA→B→C→D→A→B→・・・と1/2000秒ごとに繰り返すことにより、検査対象物がカメラの前を一度通過するだけで各照明ごとの画像を撮像することが可能になります。
 

  被写界深度   カメラの視野幅を2400mmとする場合、カメラから自動車側面部までの距離は3600mmになります。
この時の被写界深度(ピントの合う深さ)は約1300mmとなりますので、自動車の上面〜側面部全体にピントの合った画像を撮像することができます。


検査イメージ

  ワン・パス 検査イメージ1 ワン・パス 検査イメージ2


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